きのうの前編に引き続き、本日も「熱いおすすめコメント」をご紹介します。
作品は得票数順、投票者のお名前は投票メール到着順(敬称略)です。お名前のうしろの書名は投票時にご記入いただいた投票者ご本人の代表訳書です。コメントなしで投票した方は、お名前と代表訳書のみ挙げさせていただきました。
また、受賞作と最終候補作がとりあげられた「書評七福神今月の一冊」の該当月のリンクも添えました。えりすぐりの5作品を七福神はどんなふうに読んだのか。ぜひリンク先もお読みください。
候補作『壊れた世界の者たちよ』ドン・ウィンズロウ/田口俊樹(ハーパーコリンズ・ジャパン)
(8票)
吉野弘人(『黒と白のはざま』):迷ったが、やっぱり一番面白かった。ウィンズロウの未読の作品を読みたくさせるような秀作の数々を堪能しました。
青木創(『葬られた勲章』)
辻早苗(『蝶のいた庭』)
加賀山卓朗(『スパイはいまも謀略の地に』):私も迷いました。しかし、ウィンズロウはこういうものも書くということを思い出させてくれた珠玉の短篇集に。
国弘喜美代(『あなたを見てます大好きです』)
高橋知子(『アイリッシュマン』)
武藤陽生(『ガン・ストリート・ガール』):重い話から少し笑える話までよりどりみどり、ウィンズロウ作品の懐の深さを思い知らされました。
北綾子(『英国王立園芸協会とたのしむ 植物のふしぎ』)
候補作『ストーンサークルの殺人』M・W・クレイヴン/東野さやか(早川書房)
(7票)
高山真由美(『ローンガール・ハードボイルド』):なんといってもキャラとラストが光っています。ポーの悪いお手本に忠実にスクスクと成長していくティリーが微笑ましい。シリーズとのこと、邦訳出版がつづきますように、応援の意味もこめて一票を投じます。
上條ひろみ(『ラズベリー・デニッシュはざわめく』):愚直でストイックなポーとデータの天才ティリー、どちらも人づきあいが苦手なふたりのコンビが 最高に魅力的。事件は壮絶なのに、深まっていくコンビ愛に思わずほっこり。
関麻衣子(『弁護士ダニエル・ローリンズ』):主人公ポーもよかったですが、ティリーのキャラクターにとても心惹かれました。二人のコンビが素敵です。ラストに胸を打たれたこの作品に一票を入れたいと思います!
白石朗(『アウトサイダー』):猟奇殺人事件の真相解明を目指す、いずれもワケありのペア捜査官の造型が魅力的で、続巻への期待も盛りあがる。
安達眞弓(『死んだレモン』):最後に読んだ一冊と迷った結果、予備投票で選んだ本作に。シリーズ続刊を楽しみにしております。
高橋恭美子(『容疑者』):文句なしにおもしろかった。カンブリア州という舞台設定がすばらしいし、ポーとティリーのキャラクターも大好き(エドガーも!)。先が楽しみなシリーズです。
小林さゆり(『世界シネマ大事典』):ワシントン・ポーとティリー・ブラッドショー、癖のあるふたりの魅力にノックアウト。最後までハラハラさせられて、最後にはすっきりしました。続編が楽しみです!
候補作『あの本は読まれているか』ラーラ・プレスコット/吉澤康子(東京創元社)
(5票)
栗木さつき(『奇妙な死刑囚』)
喜須海理子(『石が流す血』)
唐木田みゆき(『殺人記念日』)
坂田雪子(『魔女の組曲』)
吉井智津(『追憶の東京:異国の時を旅する』):運命の切なさにいくつもの場面で胸が締めつけられる思いがしました。一冊の本をめぐりこんな激しいドラマが展開されるとは! 若い作家が描く冷戦時代の女性たちの物語は、今とも重なり、新鮮な驚きがいっぱいでした。
■『あの本は読まれているか』→ 2020-05-15 書評七福神の四月度ベスト!
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