みなさまのおかげをもちまして、翻訳ミステリー福島読書会は2月に6周年を迎えます。これまでのご愛顧、本当にありがとうございます。

 翻訳ミステリー大賞シンジケートにご後援いただいてはや21回目の読書会は、いつものアルファベットシリーズをお休みしてのEXTRA版。名探偵だらけの快作、レオ・ブルース著/小林晋訳『三人の名探偵のための事件』を課題書に、冬の寒さにもめげず、2月18日(日)開催です。ぜひご参加ください。

 今回の課題書、版元によるWebサイトの内容紹介によれば「場所は、典型的なカントリーハウス。お題は、密室殺人。そして、名だたる名探偵三人(別名で出てきますが、読み始めれば、すぐに「ああ、あの探偵かw」と分かります)による、華麗な推理合戦」とのこと。英国流のユーモアにあふれた作品でもあります。ぜひお試しあれ!

***募集要項 ***

日時:2018年2月18日(日)14:00開場 受付14:15 14:30~16:30

場所:福島県二本松市 市民交流センター2階創作スタジオ

課題書:レオ・ブルース『三人の名探偵のための事件』小林晋訳、扶桑社ミステリー刊 

定員:12名

参加費:500円 学生無料

参加資格:課題書を、真田啓介氏の解説も含めて、最後の一行までお読みいただく事

お願い:作中に登場する名探偵のモデルになっているエルキュール・ポアロ、ブラウン神父、ピーター・ウィムジイ卿の作品を未読の方は、長編でも短編でもかまいませんので課題書をひもとく前にぜひお読みください。福島読書会恒例自己紹介タイムのお題を「三人の名探偵とわたし」とし、それぞれの作品の感想や名探偵の印象をお話いただきます。

 クリスティのエルキュール・ポアロを未読のかたは、デビュー作『スタイルズ荘の怪事件』(各社刊)からはじめてみてはいかがでしょうか。あるいは、映画化で話題の『オリエント急行の殺人』(各社刊)を読むのもいいですね。
また、ツイッター上で活動している読書会クリスティー部の部長からは「長編ならネタばれしないうちに一刻も早く『アクロイド殺し』(各社刊)を、短編なら『ポアロ登場』真崎義博訳(ハヤカワ・クリスティー文庫刊)から」というアドバイスもいただいています。

 チェスタトンのブラウン神父なら、5冊ある短編集のうちの1作目『ブラウン神父の童心』(『無心』あるいは『無垢なる事件簿』の別題あり、各社刊)をどうぞ。

 セイヤーズのピーター卿は短編集『ピーター卿の事件簿』宇野利泰訳(創元推理文庫刊)が昨年復刊されました。短編をご希望のかたはこちらから。長編なら第一長編『誰の死体?』浅羽莢子訳(創元推理文庫刊)はいかがでしょうか。

*前日2月17日(土)には杜の都でせんだい探偵小説お茶会主催、レオ・ブルース著/小林晋訳『ミンコット荘に死す』読書会が開催されます。2月は仙台&福島で「冬のレオ・ブルースまつり」です!!!

申込方法
◎専用アカウント(nazotoki2013@mail.goo.ne.jp)までメールでお申し込みください。各種お問い合わせもこちらまで。

◎お申込みメールの件名を「名探偵だらけの読書会」とし、メール本文にお名前と連絡のとれる電話番号をご記入ください。また、ツイッターアカウント@nazotoki2012でも受け付けております。

◎先着順で受け付け、定員に達した段階で締め切らせていただきます。ご了承ください。

◎読書会後に「福島読書会OFF(笑)」と題して飲食付きの読書会を開催します。参加必須課題書はカミ『ルーフォック・オルメスの冒険』高野優訳(創元推理文庫刊)です。お時間とおこずかいと読書時間に余裕のある方はぜひご参加ください。詳細は上記メールアドレスまたはツイッターアカウントまで。なお、追加情報は福島読書会公式ブログにてお知らせいたします。
  レオ・ブルース読書会だけ、カミ読書会OFF(笑)だけの参加ももちろんOKです。

 翻訳作品を課題書にしたアルファベットシリーズも残るは8月開催予定の「Z」のみ。2018年も福島読書会をよろしくお願いいたします。

主催:翻訳ミステリー福島読書会AtoZ
後援:翻訳ミステリー大賞シンジケート