※キャンセル待ちを含めすべての受付を終了いたします。多数のお申込み、ありがとうございました。(6月2日追記)
※おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望のかたは、下記の千葉読書会専用アカウントまでご連絡ください。(6月1日追記)
ここのところ、シリーズものとの付き合い方についてときどき考えています。個人的には1作めから順に読まないと気がすまないほうなんですが、
「1作めがイマイチで後続作がめちゃくちゃ面白かった場合、1作でイヤになったらもったいない(だから評判の高い途中作から入ってもいいのでは)」
「多くの著者は途中から読んでも差し支えないように気を遣っているし」
「人間とおなじで、出会ったところから付き合いはじめて、好きになったらさかのぼって知るもよし」
「そもそも昨今の出版事情では、翻訳もののシリーズがきっちり順番どおりに出るとはかぎらない」
といったご意見を見聞きすれば、なるほど、と思わざるをえません。
結局はケースバイケースで、このシリーズは順番どおり読んだほうがよい、このシリーズなら途中から入っても大丈夫、このシリーズは最新作が読みたければこれとこれだけは押さえたい……などなどの情報を提供し、スタンドアロンより入口のハードルが高いのであれば、みんなで読めばいいんじゃない? と、場を提供していくのがいいのかな、などと思っているわけです。
ということで今回の課題書はこちらです。
武装勢力が入り乱れテロの嵐吹き荒れる80年代の北アイルランドを舞台とし、ちょっと毛色の変わった刑事ショーン・ダフィを主人公とする警察小説のシリーズ、第3作です。
今回のダフィは、脱獄犯の行方を追う捜査の過程で、未解決の密室殺人事件に遭遇します。
著者と浅からぬご縁があるという島田荘司氏が解説を書かれていることでも話題になりました。
ちなみに、本シリーズの1作め『コールド・コールド・グラウンド』は以前、南東京読書会で取りあげられました。
さて、このシリーズとはどう付き合ったらいいか?
訳者氏にお尋ねしたところ、「いきなり3作めを読んでも問題ないと思います。ただ、登場人物の人間関係の進展があるので、そこも含め楽しみたいなら1作めから順にどうぞ」とのこと。
そんなわけで、今回は初めての試みとして……課題書は第3作ですが、第1作、第2作のネタバレ話も解禁としたいと思います。
3作めだけを読んでご参加予定のかたは、この点につきまして、あらかじめご了承ください。
この機会に1作めから読むぞ! というかたは『コールド・コールド・グラウンド』→『サイレンズ・イン・ザ・ストリート』→『アイル・ビー・ゴーン』の順番です(1作めを読むときに、訳者あとがきの「キーワード集」だけ先に目を通しておくと、ぐっと読みやすくなります)。
訳者の武藤陽生さんもご参加の予定です。北アイルランドに関するあれこれ、翻訳にまつわるあれこれもお話しいただけるかもしれません。
みなさまのご参加をお待ちしています。
日 時:6月29日(土)15:50~17:50(二次会別途予定)
場 所:JR千葉駅より徒歩10分程度の会場
(詳細はお申込みへの返信でご案内します)
課題書:『アイル・ビー・ゴーン』
エイドリアン・マッキンティ著、武藤陽生訳(ハヤカワ文庫HM)
定 員:15名(幹事・ゲスト除く)
参加費:一般 500円、学生無料
※二次会については参加費別途です
お申込み方法:
千葉読書会専用アカウント chiba.honmys@gmail.com にメールでお申し込みください。
件名に「6/29読書会」、メール本文に以下の定型をコピー&ペーストのうえ必要事項をご記入ください。
お名前(ご本名フルネーム):
電話番号(半角数字を半角ハイフンで区切ってご記入ください):
区分(該当しないものを消してください):一般/学生/未成年
二次会(該当しないものを消してください):参加/不参加
☆課題書は各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。
☆先着順で受けつけ、定員に達しましたら締切といたします。
☆ご不明な点は chiba.honmys@gmail.com までお問い合わせください。
千葉翻訳ミステリー読書会世話人:高橋知子、高山真由美(@mayu_tak)