■参加要項に【宿泊についてのご注意・3月13日追記】を追加いたしました。
すでにお申込の方もいま一度ご確認ください。
■【3月25日追記】お申しこみが定員の半数を超えました。参加をご希望の方はお早めにご連絡ください。
来る4月14日(土)、場所は東京都文京区 鳳明館森川別館で、午後3時から一般公開の授賞式を予定しております。
第二回開票式の大好評をうけて、今年もリアルタイム開票をおこないます!!!
当日、会場で2次投票をカウントし、参加者のみなさまのまさに目の前で、第三回翻訳ミステリー大賞が決定されます。
そして、一晩まるごと翻訳ミステリー漬けのファン・イベント——コンベンションも、同日同夜、授賞式会場に使う文京区本郷の和風旅館を一晩借り切って開催いたします。
翻訳者や翻訳ミステリー出版にたずさわる各社の編集者、ミステリーをこよなく愛する読者のみなさまが多数参加するイベントで、思いきりミステリーの話をしてみませんか。ファン同士で交流を深めることができる全体企画のほか、各部屋にわかれての小企画も現在複数準備中です。
本日はそのいくつかを、ここをごらんのみなさまだけにご紹介しましょう。
■第1部■
1:記念トーク
記念すべき第三回翻訳ミステリー大賞授賞式には、作家の瀬名秀明氏をお迎えし、瀬名氏が敬愛する海外のミステリーやエンターテインメント作家のお話をたっぷりとうかがいます。
当サイトにご寄稿いただいた「初心者のためのディーン・クーンツ入門」や書評集『科学の栞』をごらんいただければおわかりのように、瀬名さんはすぐれた作家、科学者であると同時に、稀代の目利きの読書家でもあります。ディーン・クーンツを、リチャード・マシスンを、そしてエラリイ・クイーンを愛してやまない瀬名さんがどのようなお話をなさるのか、いまからわくわくしてきませんか。聞き手は、当サイト編集人・杉江松恋がつとめます。
瀬名 秀明(せな ひであき) |
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1968年生まれ、作家。 『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞、『BRAIN VALLEY』(上・下)で第19回日本SF大賞受賞。著書に『デカルトの密室』『エヴリブレス』『インフルエンザ21世紀』、編著に『ロボット・オペラ』『サイエンス・イマジネーション』等多数。 ■公式サイト「瀬名秀明の博物館」→ http://www.senahideaki.com/ |
2:リアルタイム開票!
第二回大賞授賞式をユーストリームの中継でごらんになった方ならもうご存じ、その場で票を読みあげ、「エドガー・アラン・ポー」の顔でカウントしていきます。盛り上がること必至。
3:第三回翻訳ミステリー大賞贈賞式+受賞作の翻訳者、担当編集者スピーチ
■第2部■
休憩時間に各自腹ごしらえをしたのち、ふたたび大広間に集結してから第2部の幕開けです。
1:みんなでつくろうミステリ「読書地図」(大広間での全体企画)
参加者同士で自己紹介代わりに、それぞれの本の知識を教えあえる簡単なゲームです。くわしくは、昨日当サイトに掲載した記事「ミステリー読書地図って何?」をご参照ください。
「読書地図」終了後は、複数の企画が旅館内のあちらこちらの部屋で同時進行! どこへ行けばいいのか迷わせてしまって……ごめんなさい!
詳細なタイムテーブルは後日発表しますが、まずは2コマぶちぬきでおこなわれる二企画のご初回。
2:ハードボイルド部屋
第1回授賞式の夜のことを覚えておられる方もいらっしゃるでしょう。旅館の片隅のひっそりとした喫煙部屋、そこでわれらが田口俊樹と熱心なハードボイルド・ファンのあいだで、ただよう紫煙もアルコールで吹き飛ぶほどの談論風発のひとときがあったことを! 今回はその部屋を正式企画としてGO!
また、確かな筋からの特ダネもキャッチ! 現在当サイトにて連載中の マット・スカダー再読〜失われたおじさんのかっこよさを求めて〜 を受け、この会場でスカダー再読特別篇、ローレンス・ブロックの名作『八百万の死にざま』の読書会が開催されるとのことです!
全国百万のハードボイルド・ファンは文京区本郷に結集せよ!
2:コージー・ミステリのお部屋
お茶や手作りのお菓子を嗜みつつ、コージー・ミステリの魅力を語りあう「コージー部屋」!
第1回コンベンションでも大好評を博した企画。今年もやります!
コージー翻訳家にして当サイトの長屋衆のひとり、上條ひろみと、当サイトで【小財満の、俺、このコージー連載が終わったら彼女に告白するんだ】を連載中のミステリ書評家・小財満が、お茶とお菓子と殺人をこよなく愛するみなさまをお待ちしています。
「コージーミステリのレシピから〜持ち寄り試食」「ここが変だよ! コージーミステリ」「こんなコージーはイヤだ!」「キャスティング考」「こんなコージーが読みたい」などなど、お部屋を盛り上げるネタの仕込み中とか。以上は話のとっかかり的な感じで、あとは自由にまったりともりあがっていただきたい——とのことです。
以上二企画は、2コマぶち抜きでおこないます。
これ以外にも、以下の1コマ企画を鋭意準備中です。
3:フランス・ミステリを楽しもう みんなでポラール!
そうです、ミステリー研究家にしてTVプロデューサー、そしてバカミス振興会を代表する小山正と東京メグレーズプレゼンツ企画!
フランスが、英米に匹敵するミステリ大国であることはご存じですか?
懐かしの名作から、必読作・バカミス・最新作までを完全網羅。
ゲストをお招きして、フレンチ・ミステリの魅力を語りつくします。
(アッと驚くシャンゼリゼのお菓子も配布予定?)
フランス・ミステリといえば、当シンジケートでも、【初心者のためのポール・アルテ入門(執筆者:平岡敦)】や、【初心者のためのカミ入門 第1回(その1)(執筆者ピエール・アンリ・カミ・高野優)】などでも、その楽しさ、奥深さが紹介されています。
なんと当日は、日本を代表するフランス文学翻訳者であるこの二人が、東京メグレーズとしてゲスト参戦。
みんなでポラール!いたしませんか?
4:翻訳ミステリー読書会
シンジケート主催の年間を通じての大好評企画を記念すべき授賞式の夜に開催!
ナビゲーターをつとめまするは、当サイトの人気連載【挟名紅治の、ふみ〜、不思議な小説を読んで頭が、ふ、沸騰しそうだよ〜 略して3F】 の筆者、挟名紅治です。
注目の課題書はニッキ・フレンチ『生還』です。
当サイト「七福神」のひとり、川出正樹をして
読み始めた瞬間に心のなかでアラームが真っ赤に点灯した。これより先は怪物領域だと。避けようのない悪意は存在するという理不尽で過酷な現実に対して、凛然と立ち向かい生き残ることを第一義に孤軍奮闘するヒロイン。安易で居心地の良いハッピーエンドでも単純で分かり易い悲劇でもない、痛みと苦み、さらには独特の諦念と充足感をともなって幕を閉じる”大人の味”のサスペンスをぜひ味わってみて欲しい。(書評七福神の2011年度4月度ベスト発表!)
といわしめた極上のサスペンス。まだお読みでない方、この機会にお手にとってみてはいかがでしょうか?
5:エルロイ『ホワイト・ジャズ』を語ろう!
昨年『アンダーワールドUSA』が大きな話題を呼んだアメリカ文学界の狂犬エルロイ。そのキャリアのなかでひときわ高くそびえたつのが『ホワイト・ジャズ』でしょう。この作品を生粋のエルロイ・ファンにして、エルロイ作品を本邦に紹介するために編集者になったと公言してはばからない文藝春秋の永嶋俊一郎が、このミステリの極北作品をみなさまとともに徹底的にほじくり返して語り倒すというお部屋です。
いったいどんな話題が飛び出すかは来てのお楽しみ。そうそう、冲方丁氏のクランチ文体とエルロイの元祖ジャズ文体のちがいなども語られるかもしれませんし、シークレット・ゲストもいらっしゃるかも?! ご期待ください。
【追記】(3月9日15:10) こちらのお部屋に、『ホワイト・ジャズ』翻訳者の佐々田雅子さんをお迎えすることが決まりました!
【こちらも必見】初心者のためのジェイムズ・エルロイ入門(執筆者・文藝春秋N)
そしてさらにさらに——第1回授賞式&コンベンションにおいて大好評! あの「クイズ大会」!も開催の予定です。
出題者は〈影のサスペンス復興委員会〉会員にして書評七福神の七分の一、ミステリ評論家の川出正樹です。
さあ、今年はどんな問題が飛び出すか、お楽しみに! みんな、予習をしっかりやっておけよ!
このお楽しみ満載の授賞式&コンベンションの詳細については、下記をごらんください。
■参加要項■
【1】日時
【2】会場
【3】参加費
【4】参加申込方法
———————————————– 1:参加形態:A・第1部のみ B・第1部+第2部(宿泊可) 2:お名前(ハンドルネーム不可) 3:ご住所 4:連絡先電話番号 ———————————————–
【5】報道関係者の方へ
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当日のタイムスケジュール等は決定次第、当サイトにて告知いたします。各企画の内容なども詳細が決まり次第サイトにてお知らせいたします。
4月14日、会場でお会いできることを事務局一同楽しみにしております!
翻訳ミステリー大賞事務局
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