酷暑の本州で読書会に参加される方が「会場に行きつくのが最大の目標!」と、決死隊の如く頑張っておられます。比較的涼しい札幌もボンヤリしてはいられません。8/24に第5回の読書会を行います!

ふり返ってみると今まで取り上げてきたのは英米の小説ばかり。たまには非英語圏の本を選ぼうじゃないかとリクエストを募り、最後は多数決で課題はこの本に決まりました。

『私が、生きる肌』(ティエリー・ジョンケ著 平岡敦訳 ハヤカワ・ミステリ文庫) ※『蜘蛛の微笑』改題

吉瀬美智子が濡れた唇で言ってくれる化粧品会社のキャッチコピー・・・・ではありません。夏のスキンケア決定版を紹介するまさかのコスメ本・・・でもありません。

ド級のインパクトを誇るフレンチ・ミステリです。非英語圏は北欧やドイツばっかりじゃありませんゾ。

そして書店でこの本を見つけたら驚くと思います。——– 「薄っ!」

400〜500頁のボリュームは当たり前(しかも上下巻だったりする)となっている昨今、200頁を切る小説の背表紙の薄さはかえって新鮮。これなら本を読む時間が少ない方、分厚い本を読むのに苦手意識のある方もイケます、イケちゃいます!

しかも別々に進行するお話しが少しずつ交錯し、あれよあれよで「エーッ!マジで?うひゃぁ〜!」というラスト。読書会で力いっぱいネタバレしながら語り合うのに最高の課題本です。

本を読み終えてさらにお時間のある方は、ぜひ同名の映画もチェックしてみて下さい。映画も小説にひけをとりません。スペインのアカデミー賞ともいわれるゴヤ賞で16部門にノミネート(受賞は4部門)された話題作です。

多分、本を読んだら一体どうやって映像で表現しているのか気になって仕方がないと思いますよ♪(迂闊なことを言うとネタバレに繋がるので思わせぶりな表現に終始しております←軽く煽り)

申込方法は下記の通りです。たくさんのご参加をお待ちしております!

【日時】8月24日(土)14:30〜17:00 

【場所】大通公園に面したオフィスビルの貸会議室(参加者の方に別途ご案内いたします)

【課題図書】『私が、生きる肌』(ティエリー・ジョンケ著 平岡敦訳 ハヤカワ・ミステリ文庫)

        ※各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。

【参加条件】課題本を読了していることのみ

【定員】約15名

【参加費】大人1,000円、中高生500円

【二次会】別会費にて予定しております。

【お申込み方法】

札幌読書会専用アカウント sapporo.readingparty@gmail.com にメールでお申し込み下さい。

件名に 「札幌読書会 8/24」、メール本文にお名前(本名または著訳書のペンネーム、ハンドルネーム不可)とご連絡先電話番号をお書き下さい。二次会への参加のご希望の有無もお書き添えいただけると助かります。

【受付期間】

先着順で受け付け、定員に達した段階で締め切らせていただきます。

【お問い合わせ】

ご不明な点があれば sapporo.readingparty@gmail.com までお気軽にお問い合わせ下さい。

【その他】

今回は参加できないけれど都合があえばいつか行ってみたいと思っている方はぜひご連絡下さい。次回以降の企画の際に優先的にご案内させていただきます。

11/16(土)に『羊たちの沈黙(上下)』(トマス・ハリス著 高見浩訳 新潮文庫)の開催を予定しております。二次会はジンギスカン!

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