オンラインでの読書会もすっかり定着した感のある2021年、札幌読書会では2月の”危険な”読書会(課題本はロバート・クレイス『危険な男』)を皮切りに、4月はロバート・ベイリー『ザ・プロフェッサー』『黒と白のはざま』『ラスト・トライアル』の”胸アツ”読書会、そして先月はハンナ・ティンティ『父を撃った12の銃弾』を課題本に”12の銃弾”読書会を行ないました。

 課題本のラインナップをさらに多彩にするべく今回取り上げるのは、ジャーナリスト出身の作家ディーパ・アーナパーラの『ブート・バザールの少年探偵』(坂本あおい訳 ハヤカワ・ミステリ文庫)です。デビュー作ながら、今年のエドガー賞の最優秀長編賞を受賞しました。

「インドでは1日に180人の子どもが行方不明になるーー」
 高層ビルのそば、スモッグが立ちこめるスラムに暮らすジャイは『ポリス・パトロール』のような犯罪実録もののテレビ番組が好きな9歳の少年。ある日クラスメイトのバハードゥルが行方不明になるものの、警察は賄賂を取るばかりで役に立たない。そこでジャイは友だちと探偵団を結成して、自分たちで事件を解決しようと乗り出すのだがーー

 インド社会の負の側面を扱いながらジャイ少年の生き生きとした語りが微笑ましい作品です。多くの方のご参加をお待ちしています。

 詳細及び申込方法は下記の通りです。

【日  時】7月3日(土)18:00〜20:00

【課題図書】『ブート・バザールの少年探偵』
      (ディーパ・アーナパーラ著/坂本あおい訳/
       ハヤカワ・ミステリ文庫)

【参加条件】課題本を読了していることのみ

【参  加  費】無料

【定  員】最大30名

【形  式】zoomを使用します。
      未経験で不安な方はお申込みの際にご相談下さい。
     (ソフトのインストール、アカウント取得は無料でできます)

【お申込み方法】

メールでお申し込みください。
あて先は sapporo.readingparty@gmail.com (札幌読書会専用アカウント)です。

件名を「札幌読書会 7/3」とし、メール本文にお名前をご記載下さい。

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