2/15(土)、第7回札幌読書会を行います。

課題本は『フリント船長がまだいい人だったころ』(ニック・ダイベック著 田中文訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。

厳寒のアラスカでのカニ漁が小さな町の主な産業。危険に立ち向かう船乗りの男たちと孤独に耐える妻たち。ある日漁船団のオーナーが急死し、跡継ぎのリチャードは事業を売却すると言いだしたことから町に混乱と対立が生まれる。そんな中、両親の不和の間で揺れる14歳のカルは父と船乗り仲間たちが犯罪を犯したのではないかと疑うようになり・・・・ミステリー要素はやや薄めながら繊細な心裡描写でじっくりたっぷり味わえる作品です。青春小説でもあるかもしれません。

この課題本は、昨年札幌読書会でビブリオバトル(もどき)を行って決めたものです。

推薦者の言葉をご紹介しましょう。

「真冬のベーリング海の潮の匂いを感じながら、みんなでどよっと暗い気持ちになって語りたい。割り切れない感じに“どよっ”というより“イラッ”とくるかも。<自分だったら>というシチュエーションで考えさせられるので、読者一人一人に錨を降ろす場所がありそうな作品。絶対一緒に読みたくなるのは『宝島』と『灯台守の話』!」

貴方は「どよっ」となるか「イラッ」となるか、はたまた「なんかわかるわ〜〜」と共感するか。ぜひぜひみんなで語り合いましょう。いろんな意見を聞けそうで、今から楽しみです。

また本作にはちょっと古めの音楽や映画のタイトルもいっぱいでてきます。音楽ファン、映画ファンの方もドキュンとしちゃうかも。先日本を読み終えた私は、映画『山椒大夫』が観たくてたまらなくなりました。

申込方法は下記の通りです。たくさんのご参加をお待ちしております!

【日時】2月15日(土)15:00〜17:30 (予定)

【場所】参加者の方に別途ご案内いたします

【課題図書】『フリント船長がまだいい人だったころ』(ニック・ダイベック著 田中文訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

        ※各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。

【参加条件】課題本を読了していることのみ

【定員】約15名

【参加費】大人1,000円、中高生500円

【特   典】遠洋漁業経験者無料 

【二次会】別会費にて行います。

【お申込み方法】

札幌読書会専用アカウント sapporo.readingparty@gmail.com にメールでお申し込み下さい。

件名を「札幌読書会 2/15」とし、メール本文に下記3点をお書き下さい。

・お名前(ハンドルネーム不可)

・ご連絡先電話番号

・二次会への参加/不参加 ※後日の回答も可

【受付期間】

先着順で受け付け、定員に達した場合にはその段階で締め切らせていただきます。

【お問い合わせ】

ご不明な点があれば sapporo.readingparty@gmail.com までお気軽にお問い合わせ下さい。

【その他】

今回は参加できないけれど都合があえばいつか行ってみたいと思っている方はぜひご連絡下さい。次回以降の企画の際に優先的にご案内させていただきます。

次々回(5月)の課題本は『大鴉の啼く冬』(アン・クリーヴス著 玉木 亨訳 創元推理文庫)です。

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