【10月2日追記】本日をもって、参加申込を締め切らせていただきました。
こんにちは。まだまだ夏の太い尻尾が残っていますが、そこはかとなく秋の気配を感じる今日このごろ、翻訳ミステリーお料理の会が、第三回の調理実習を企みました。
いきなりですが、今回はクイズから。
ジョアン・フルーク、ハンナ・リード、ルーシー・モード・モンゴメリー、ダグ・アリン、ローラ・インガルス・ワイルダー、アリス・マンロー、ジーン・ウェブスター、エミリー・マッチャー……さて、これらの作家に共通する点はなんでしょう?
——答えは、はい、作品中にルバーブを使ったお料理が登場すること。
ルバーブは日本のフキに似た植物で、最近は「ルバーブ」として売られてもいるので作品中にはそのままカタカナ書きで登場することが多くなりましたが、少しまえの翻訳だと「ダイオウ」とも訳されていました。古くは『赤毛のアン』シリーズにも登場してくるので、翻訳ものを読み慣れてきた方には、活字ではお馴染みの存在かもしれません。
だからでしょうか、これまでの調理実習に参加してくださった何人もの方から、次に作ってみたいもの、としてルバーブのお菓子というリクエストを数多くいただきました。
ということで、前回に続いて「名前は知っているけれど実体やいかに?」を検証してみることにして、今回はくだんのルバーブを素材に「ルバーブのクランブルタルト」と「ルバーブとオレンジのデザートスープ」に挑戦します。ルバーブはこの時期、茎の赤い色がいちだんと鮮やかになります。二品とも、眼にも舌にもおいしいスイーツです。
講師は当会のスイーツ番長こと森嶋マリさんが担当します。
ゲストには、スイーツをこよなく愛するミステリー編集者のあの方にお出ましいただいて、ミステリーとスイーツにまつわるあれこれをおうかがいできれば、と目下鋭意交渉中です。
これまでは毎回、作品を先に決めてメニューを選ぶ、という形でしたが、今回はリクエストにお応えしてまずはメニューありき……というよりも素材ありき、でテーマを決めました。ルバーブをキーワードに翻訳ミステリーの愉しさと魅力を思う存分語り合い、これまでに知らなかった作品に出会える場になれば、と願っています。そう、何しろ、スイーツの素材であるはずのルバーブを殺人の凶器に使った作品まであるのですもの。みなさんからもルバーブの登場するミステリーを一冊でも多く、ご紹介いただければ嬉しいです。
詳細
日時:10月4日(土)14:00〜17:00 (受付 13:30〜)
場所:渋谷駅近くの施設の調理室
*ご参加のみなさまには、のちほど詳しい場所をお知らせいたします。
持ち物:エプロン、タオル(手を拭くためのもの)、三角巾(お使いにならない方は髪の毛が垂れてこない工夫をお願いいたします)
定員:20名(世話人、お手伝いを除く)
参加費:1500円(会場費、材料代、諸経費、保険込み、コーヒーもしくは紅茶、日本茶などのサーヴィスつき)
今回の割引:
ルバーブ割引
ルバーブは気候の涼しい土地でないと栽培が難しいとされていますが、これまでにご自分で育てたことのある方、ぜひお話を聞かせてください。お礼に参加費を1000円にさせていただきます。
申込方法
*受付は9月9日(火) 20:00からといたします。
*mys.cooking@gmail.comまでメールでお申し込みください。
*件名は「10月4日 調理実習」でお願いいたします。
*調理実習ではオーヴンや包丁を使用しますので、安全を考えて、当日のみの行事保険に加入いたします。保険の加入に必要となりますので、お申し込みのメールの本文に以下の内容をお書きください。
・お名前
・ご住所
・ご連絡先電話番号
秋口とはいえ、日によっては暑さの残る10月初旬、ルバーブのさわやかな酸味とあざやかな色合いをぜひ、味わいにいらしてください。世話人一同、お待ち申し上げています。
『翻訳ミステリーお料理の会』世話人
芹澤 恵