翻訳ミステリーお料理の会、第5回調理実習のお知らせ
みなさま、こんにちは。
いよいよ読書の秋&食欲の秋がやってまいりました。翻訳ミステリーに登場する料理を作り、食し、語ることを旨とする、わが翻訳ミステリーお料理の会の活躍がもっとも期待される季節! というわけで、第5回調理実習のご案内です。
今回とりあげるのは、シリーズ14作目まで翻訳されている、ジル・チャーチルのご存じジェーン・ジェフリイ・シリーズ。ひとり暮らしのアウトロー探偵とちがって、育ち盛りの三人の子供を持つ専業主婦&素人探偵のジェーンは、事件の謎を解くかたわら毎日家族のために食事を作らなければなりません。とくに料理上手なわけでも料理大好きなわけでもないジェーンですが、彼女が作る料理は、気取らず簡単、おなかにたまって栄養がある、シンプルで素朴なものばかり。献立を考えるのに日々苦労し、ときには外食や買ってきたものですませることもあるジェーンに、親近感を覚える主婦は多いはず。
そんなジェーンのレパートリーのなかから作るのは、シリーズ7作目の『豚たちの沈黙』より〈マカロニチーズ〉と、シリーズ1作目の『ゴミと罰』より〈みかんドレッシングのにんじんサラダ〉。ジェーン自身の人柄のように、平凡だけど温かみのあるマカロニチーズはアメリカのお袋の味なのか、ジェーンの子供たちにも好評のようです。不幸があったおうちに差し入れとして持っていくことが多いのも、どこかほっとする料理だからかも。みかんドレッシングのにんじんサラダは、材料の「みかんジュース」がなかなか手にはいらなくて、ジェーンが四苦八苦するいわくの品。みかんジュースは以前、名古屋読書会でも話題になっていましたっけ……日本にはPONジュースがあってよかった。
講師はですね、僭越ではございますが、わたくし上條ひろみが務めさせていただきます。とくに料理上手ではないところがジェーンとかぶっているだけの講師ですが、こんなわたしでも作れるような、簡単なメニューですのでどうかご安心を。
詳細
日時:11月7日(土)13:30〜17:00(受付 13:15〜)
場所:渋谷駅近くの施設の調理室
*ご参加のみなさまには、のちほど詳しい場所をお知らせいたします。
持ち物:エプロン、タオル(手を拭くためのもの)、三角巾(お使いにならない方は髪の毛が垂れてこない工夫をお願いいたします)
定員:15名(世話人、お手伝いを除く)
参加費:1500円(会場費、材料代、諸経費、保険込み、飲み物サーヴィス付き)
今回の割引:
みかんジュースにちなんで、愛媛県出身の方、先着1名様を500円引きにさせていただきます。愛媛県の学校では水道からみかんジュースが出るってほんと? など、みかん&愛媛あるあるを教えてください。
申込方法
*mys.cooking@gmail.comまでメールでお申し込みください。
*件名は「11月7日 調理実習」でお願いいたします。
*調理実習ではオーヴンや包丁を使用しますので、安全を考えて、当日のみの行事保険に加入いたします。保険の加入に必要となりますので、お申し込みのメールの本文に以下の内容をお書きください。
・お名前
・ご住所
・ご連絡先電話番号(携帯電話など)
*お申し込み受付後、2〜3日以内にご案内のメールを差し上げます。
みなさまのご参加を、世話人一同お待ち申し上げております。
『翻訳ミステリーお料理の会』世話人一同
(執筆者:上條ひろみ)