最後の方に、◆2019年のクラシック・ミステリ◆という回顧を書いておりますので、ご覧いただければ幸いです。
■エリオット・チェイズ『天使は黒い翼をもつ』
1953年にペイパーバックオリジナルで刊行。1980年代に再発見され、ノワール/犯罪小説の玄人筋が絶賛する伝説的作品が登場だ。
良きノワールの条件は何か。
まず、いい女が登場しなければならない。それもとびきりの。本書の冒頭で安ホテルに現れる娼婦、ヴァージニアはそんな女だ。ラベンダー色がかったグレーの瞳。明るい金色の髪。赤ん坊のような匂い。それに完璧な脚。生意気で美しく、自らを完全にコントロールしている女。「あの瞬間を俺はずっと忘れないだろう」条件1は満点だ。
次に、男は
さらに、重大犯罪が企画・実行されなければならない。それも、破滅の予兆に満ちているのが望ましい。本書で、男女が計画するのは、現金輸送車の襲撃。滞りない強奪のためには、罪のない輸送車の男を殺す必要がある。輸送車の強奪後の行方のくらまし方は考えられているが、殺人を計画に組み込んでいる時点で、破滅の予感が十分だ。これも、合格。
というわけで、ルイジアナ州の安ホテルに端を発する犯罪物語は、良きノワールの条件を十分に備えている。
しかし、本書が四時間の気晴らしに終わらないのは、ある種の過剰さゆえである。
ティムは、「俺は記憶が甦るままに話している」と述懐する。人生は、強い関連性をもった出来事の連続などではなく、「くだらない些事の山」にすぎないからだ。だから、犯罪計画にさして関わりのない「些事」も描写される(二人が一般人を装ってコロラド州デンヴァーの街で、住み、働くくだりは、本筋とは遠ざかっても忘れ難い) 。
ヴァージニアという女も過剰でつかみがたい。上流階級出身の元高級コールガールらしいが、「悪いお金なんてない」「お金の中で転げまわりたい」という女。基本タフでクールだが、少女のような激情を見せることもある。時には、ティムに対する殺意すら見せる。
そして、コロラド州の鉱山跡、180メートルの深い穴。二人を待ち受ける運命のあからさまな暗喩であることは明らかだが、その存在感はユニークな舞台設定というレベルを超えている。
描写の的確さ、巧みさに加え、ジェームズ・M・ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の定式を継承した上で、定式からはみ出す、こうした過剰さが本書の魅力を高めているといえる。
ところで、なぜ、我々は、飢え傷を負った男が、いい女と骨がらみになり、アモラルな罪を犯し、堕ちていく物語を好むのか。
ヴァージニアの台詞にそのヒントがある。
「この世になかにあってわたしが耐えられないただひとつのもの、それが紳士という人種。(略) 現実のいろいろなことを試み、そのことごとくに失敗した結果、彼らはあんなふうにふるまおうと決意した (略) ごろりと仰向けに横たわったままの人生を選び、隠れて泣き、めりはりのきいた声で話すこと」
おそらく、この激烈な紳士批判がティムを最終的に起動させる。
「もしもヴァージニアと出会わなかったら、そして彼女の目に大悪人として映ったままでいたいという欲望さえ抱かなかったら、おそらくこの計画から手を引いただろう」
かくして、我々の欲望を代行するティムは深い穴を堕ちていき、我々は、紳士として、彼の運命を、固唾をのんで見守るのである。
■ベルトン・コッブ『ある醜聞』
ベルトン・コッブ。邦訳は、『消えた
『ある醜聞』(1969) は、200頁と短めでサッと読める長編だが、題材良し、テンポ良し、謎解き良しで、同時代の収穫といっていい出来栄え。
シリーズの主役アーミテージ警部補の上司、バグショー警視は一言でいって嫌な奴。すべてを掌握したがる悪い
彼女の死を警視と警部補が捜査することになるのだが、アーミテージ警部補を襲うのは、大変なジレンマだ。黙っているのか、上司の秘密を暴露するのか。警察官なら上司のスキャンダルであっても明らかにした上で捜査するのが常道と思えるが、そこは宮仕えの悲しさ、警視の機嫌を損ねれば自らの昇進に影響も出るかもしれないと考えてしまう。組織内で生きる人間の悩みがよく出ているのだ。やがて、沈黙していたことが警部補を困難な立場に追いやることになる。
本書の出た1969年には、悪徳警官や87分署をはじめ警察小説のパターンが出尽くしているはずだが、こういうサラリーマン的なジレンマは、この小説の新味でもある。実際、ここに出てくる警察官たちは、捜査のための休日出勤は大方が断るという辺り、実にリアルだ。
警視と警部補の見えない攻防が進むうちに、事件は意外な展開を見せ、予期しない結末が待ち受けている。結末に至ってみれば、本書のプロットが大いに練られたものであったと読者は納得するだろう。
本シリーズの進行とともに、アーミテージの昇進や職場結婚などプライベートも進展していくらしいのだが、妻は現在部長刑事になっている。彼女が、アーミテージに都度、的確なアドバイスをするところも物語のいいアクセントになっている。
■ドロシー・ボワーズ『謎解きのスケッチ』
ドロシー・ポワーズは、2013年の『命取りの追伸』(1938) で本邦初紹介となった英国女性作家。同時代の評論家から「ドロシー・L・セイヤーズの後継者」と称賛された作家という。『命取りの追伸』は、警部が老婦人の毒殺事件を追うという典型的な英国ミステリながら、人物描写に優れ、単なる尋問シーンも緊迫感がある上、謎解きにも工夫が凝らされた佳作で、玄人筋に受けが良かったのも、うなずける。
本書『謎解きのスケッチ』(1940)は、『命取りの追伸』と同じ訳者による3作目のボワーズ作品。2018年風詠社から出版され、すぐ品切れとなってしまったようだが、昨年8月に電子書籍 (kindle版) が出ており、入手が容易になっていたと知り、取り上げる次第。
外交官の卵の青年が旧友に、何者かに命を狙われていると打ち明ける。実際、青年は列車のホームから落とされたり、毒入りチョコレートに一命を取り止めたりしたという。旧友たちは茶化して相手にしなかったが、数日後、その青年は死体で発見される。青年が、生前に繰り返し描いていた鳥のスケッチは一体何を意味するのか。
捜査に当たるのは、『命取りの追伸』同様、パルドー警部とソルト巡査部長。ともに有能な捜査官で、大富豪の失踪事件も絡んで、五里霧中の感がある事件を二人によるディスカッションで解きほぐしていく。
本書の魅力は、やはり登場人物の造型と人間性への鋭い洞察にある。謎好みで虚栄心の強い被害者、一筋縄ではいかないその友人たち、魔女と称される親戚の母娘、聡明で人間味豊かな女中、スパイの疑いももたれるドイツ語教師…。筋の大半は、被害者を取り巻くこれらの曲者たちの尋問に費やされるが、緊張感を孕みながら進行し、すぐに次の章を追いたくなる。全23章の冒頭で必ず引用されるシェイクスピア作品と場面の対応もハイブロウな読者の興味をくすぐるだろう。
一方で、ダイイングメッセージが中核の謎の割には、最後に明かされる真相は、驚きに乏しい。大富豪の失踪をめぐる謎などトリッキーな部分もあるだけに、もう一工夫があっても良かったところ。
本書の刊行は1940年。「ヨーロッパが破壊に苦しめられ、全滅の危機に瀕している」とは作中のことばだが、本書には、ナチスを支持する英国の団体やスパイの暗躍の可能性も取り沙汰される。戦争の暗雲が垂れ込めた英国における人間群像劇としても、注目に値する作品だ(なお、筆者の読んだのは紙版で、kindle版との異同は確認していません) 。
■マルセル・エーメ『壁抜け男』
世界ショートコレクション[13]『エーメ ショートセレクション 壁抜け男』が理論社から。このシリーズ、知らないのはうかつだったが、世界の名作短編を誰にでも読みやすく、がコンセプトらしい。少し難しい字にはルビが振られているから、小学校高学年以上には読めそうだ。これまで、ロレンス、チェーホフ、トルストイ、ゾラ、カフカ、シュトルムなど、あまり低年齢層には縁のなさそうな短編を作家ごとに紹介。コナン・ドイルとルブランも入っているところは、ぬかりない。そこに、早川書房の異色作家短篇集でも一巻を構えたフランスの作家エーメ(エイメのほうがしっくりくるが) が登場したのは、嬉しい。
異色作家短篇集との重複は二編。なぜか壁を抜けてしまう才能をもつ三等書記が大盗賊となるが…という大人の童話「壁抜け男」、貧しい母子家庭の少年のブーツに託した夢想と友人たちとの関わりを描いて胸をうつ「七里のブーツ」。
作文の代筆で大失態をする父親の話に笑いごとではないオチがついた「諺」、120年前にタイムスリップした娘が目撃する貧乏一家の悲惨を描き、最も悲しいクリスマス・ストーリーの一つといってもいいような「工場」、天国行きを画策する執行官の悲喜劇「執行官」とどれもユニークだが、中でも「政令」の奇想は深い感銘をもたらす。戦争の悪夢から解放するために、政令で一挙に17年の時を進めた世界、既に時代は戦後になっている。主人公の作家は旧友に会うため、小村に向かう。しかし、そこにはドイツ兵がいて…。失われた時間と本当の生の軌跡が二重写しにされ、しみじみとした情緒と苦さがある。
エーメの作品は、苦労を重ねた自身の経験もあり、貧しき人々、小官吏といった庶民への共感がバックボーンになっているようだ。エーメの奇想なり夢想は、その現実から逃げ、あるいは抗うためのものであり、それだけにその空想の切実さは読者へ強く訴えかけてくる。
■ヒュー・ウォルポール『銀の仮面』
ヒュー・ウォルポール『銀の仮面』は、国書刊行会版 (2001) の文庫化。新訳「ターンヘルム」「奇術師」の二編がボーナストラックとして収録されているので、元版を購読済みの方も見逃せない。表題作は、既に20世紀の神話といってもいいほどの「奇妙な味」の最高峰。
「ターンヘルム」「奇術師」は、いずれもクリスマス・ストーリーで、物語の舞台や繊細な主人公、変身をテーマとしているなど共通点が多いが、黒魔術と白魔術くらい読み味が違うので、比べ読むのも一興だろう。
◆2019年のクラシック・ミステリ◆
一昨年に続いて昨年も、現代ミステリでは、アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』、スチュアート・タートン『イヴリン嬢は七回殺される』、陳浩基『ディオゲネス変奏曲』、ポール・アルテ『金時計』、クリス・マクジョージ『名探偵の密室』など本格テイストの強いミステリが好評で迎えられた。ホロヴィッツ作品などは、古典的本格ミステリの現代流再構築の見事な実例で、我が国での受け方をみていると、今後の本国での展開にも大いに期待がもてる。
一方、クラシック作品は、現代作品に比べ、大きな話題となったものはないようだが、イネス『陰謀の島』、ペニー『密室殺人』などを見る限り、その豊かな水脈は、いまだ枯れていないとの思いを強くする。
2019年も、クラシック紹介の中核を担ったのは、ほぼ月二巻のペースで刊行を続ける論創海外ミステリ。ここに、山口雅也監修の海外ミステリ叢書《奇想天外の本棚》(原書房) が加わったのは、ファンには願ってもないギフトになった。
平山雄一氏の精力的な活動も特筆に値する。本国にもないというジャック・フットレル『思考機械【完全版】』全二巻や山中峯太郎訳著『世界名作探偵小説選』の刊行。さらに、プライベートレーベル〈ヒラヤマ探偵文庫〉他から、続々と古典期ミステリの発掘、紹介に取り組まれた。
以下、いくつかに区分して2019のクラシック・ミステリを振り返る。
* 掲載月の関係から、一部2018年刊行作を含む。タイトル後の数字は、掲載月。
■古典期■
19世紀ミステリ最大ベストセラー、ファーガス・ヒューム『二輪馬車の秘密』(完訳版)7がPODで刊行された。ほかは、平山雄一氏の独擅場で、短編集の項でも触れるサー・エドモント・C・コックス准男爵『インド帝国警察カラザース』1、グラント・アレン&アーサー・コナン・ドイル『ヒルダ・ウェード―目的のためには決してくじけない女性の物語―』1、最初期の女性刑事物W・S・ヘイワード『パスカル夫人の秘密』5、幼少時の乱歩が夢中になった翻案物の原作ウィリアム・ル・キュー『完訳版 秘中の秘』12など、貴重な古典が発掘された。
■黄金期■
英国勢では、盛りだくさんの内容に謎解きセンスが光るR・オースティン・フリーマン『キャッツ・アイ』1、同じ作家の初訳『ニュー・イン三十一番の謎』2。ウイットに富んだ語り口と涙ぐましいまでの本格愛をみせるルーパート・ペニー『密室殺人』7。ジョン・ロード『クラヴァートンの謎』3は、いつになく切迫感が漂うハウダニット作、J.J.コニントン『キャッスルフォード』9は、英国流のいぶし銀。アガサ・クリスティー原作、マイケル・モートン脚本『アリバイ』6もあった。
米国勢では、HIBK派となめてかかると仕込みの充実に目を瞠らされるM・R・ラインハート『大いなる過失』1、同じ作家の女探偵物『ミス・ピンカートン』8があった。入手困難作の新訳クレイトン・ロースン『首のない女』7は、サーカスを舞台にした充実のパズラー、同様にアンソニー・アボット『サーカス・クイーンの死』10は、サーカス舞台の殺人物。アボットが2冊というのも驚きだが、『世紀の犯罪』7は、ヴィヴィッドな捜査小説の味わいもあり新鮮だった。
フランス勢では、ピエール・ヴェリー『絶版殺人事件』3。この段階では、まだ十全とはいえないが、ファンタジーとミステリの融合を試みた作家の清新な処女作。
■ポスト黄金期■
二次大戦下のミステリとしての途方もなさでは最高峰マイケル・イネス『陰謀の島』12、空爆下のロンドンが舞台ならではの謎解きE・C・R・ロラック『殺されたのは誰だ』5、ギリシャを舞台としてロマンティックサスペンスの秀作メアリー・スチュアート『銀の
■ノワール/ハードボイルド/警察小説■
このジャンルは例年どおり寂しいが、文遊社〈ジム・トンプスン未訳シリーズ〉が第7弾まで続いて嬉しい限りだ。『脱落者』4は、名作『おれの中の殺し屋』のセルフリメイクの感もある犯罪活劇、『バッドボーイ』8は、波乱万丈、抱腹の自伝小説。ドリス・マイルズ・ディズニー『ずれた銃声』5は、女性作家によるスモールタウンの異色の警察捜査小説。フランク・グルーバー『おしゃべり時計の秘密』6は、シリーズの着実な刊行。
■短編集■
短編集は、百花繚乱。『クイーンの定員』にも選ばれた『新アラビア夜話』の後半部4作などを独自編集したロバート・ルイス・スティーヴンソン『眺海の館』8。元インド在住の警察官が執筆した短編集で、作品のレベルも高いサー・エドモント・C・コックス准男爵『インド帝国警察カラザース』1。初期のゴーストハンター物E&H・ヘロン『フラックスマン・ロウの心霊探究』7。これまで紹介が薄かった短編黄金期のノンシリーズ短編でも、サッパー『十二の奇妙な物語』10、L・J・ビーストン、ステイシー・オーモニア 横井司編『至妙の殺人』11、J・S・フレッチャー『バービカンの秘密』11といった珍しいところが揃った。
ジャック・フットレル『思考機械【完全版】』6、ジャック・フットレル『思考機械【完全版】第2巻』8は、ファン待望の集成。読んでも、読んでも、思考機械というのがたまらない。
Q・パトリック(パトリック・クエンティン)『八人の招待客』9は、『そして誰もいなくなった』に先行するかもしれない好中編二編を収録。パトQの実力を改めて見せつけた。
E.D.ホック『怪盗ニック全仕事6 』2は、見事に全仕事を終え、完走。一方、ネロ・ウルフの新たな中編シリーズがレックス・スタウト『ネロ・ウルフの災難 女難編』2から始まった。
ハーラン・エリスン『愛なんてセックスの書き間違い』6は、若島正氏が独自に編集した作者の初期の犯罪短編集。沸騰寸前の才気と熱を放つクオリティの高い作品が並ぶ。クラシック作も収録したアンソロジーとして、恐怖のフライトを題材にした、スティーヴン・キング&べヴ・ヴィンセント編『死んだら飛べる』10もあった。
小森収編『短編ミステリの二百年 1』11が、全6巻で新たにスタート。かなり野心的な作品選択で、続刊の収録作と短編史の読み替えが楽しみだ。
■翻案■
翻訳ミステリの歴史の一環として、翻案にスポットが当たりつつあるのも近年の傾向。ファーガス・ヒューム原作『二輪馬車の秘密』の翻案、丸亭素人訳述、高木直二編集『鬼車』12、モーリス・ルブラン/保篠龍緒『怪盗ルパン 二つえくぼの女』2、山中峯太郎訳著『世界名作探偵小説選』3、J・S・フレッチャー/森下雨村訳/湯浅篤志編『
■少年物■
戦前の朝鮮(韓国)の珍しい少年探偵物としては、韓国推理小説の始祖といわれる金来成『白仮面』1があった。少年少女の探偵物語に年少の読者が胸躍らされるのは、国の違いを問わない。
■周辺■
特定ジャンルに分類しがたい作として、ジョーン・リンジー『ピクニック・アット・ハンギングロック』1は、同名の映画原作で、不可思議な事件による人々の運命の変転を描いた孤高の作。ジョン・メトカーフ『死者の饗宴』7は、〈ドーキー・アーカイヴ〉叢書のホラー短編集で、読む者に忘れられない刻印を残す。サキ『鼻持ちならぬバシントン』『ウィリアムが来た時』7、これまで紹介されなかったサキの二長編が同時期に訳されたのは、奇遇だった。
クロード・ホートン『わが名はジョナサン・スクリブナー』10は、林清俊氏の翻訳プロジェクトで発掘された逸品メタフィクション。解説とセットで味読したい。
チャールズ・L・ハーネス『パラドックス・メン』10は、謎解き要素もある元祖ワイドスクリーン・バロックSF。
■評論/ノンフィクション■
ジャック・ドゥルワール『いやいやながらルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝』10は伝記的事実がほとんど知られていない作家の貴重な評伝。
雑誌「マンハント」とその時代を扱った、鏡明『ずっとこの雑誌のことを書こうと思っていた』(フリースタイル) について、掲載のタイミングを逃してしまったのは、残念だった。
■2019極私的ベスト8プラスα■
ストラングル・成田(すとらんぐる・なりた) |
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ミステリ読者。北海道在住。 ツイッターアカウントは @stranglenarita 。 |