高山@千葉:そう、あれは確か六月末のある夕方でございました。仕事終わんねえ、と充血した涙目でPCに向かっていたワタクシ千葉世話人のもとに、名古屋『シャイニング』読書会に潜入中の千葉のエージェントHちゃんから一報が入りました。「たいへん! 大矢さんが! 次回は千葉と合同で『ゲルマニア』読書会、Skypeでつなぐっていってるよ?!」

 確かに、これに先立つこと数日、ツイッター上で大矢さんと「あ、奇遇ですねえ、次回、名古屋とうちと開催日一緒だー」「そうだねー、去年のこのころはあたポンだったよねえ」なんてやりとりをしてはいました。……が。ゲルマニア? Skype? 聞いてませんでしたよ(笑)

 このへん、どういう経緯だったんでしょう、大矢さん?

大矢@名古屋:えーっ、課題図書決めるのって、ノリ勢いでしょ? 他に何か要る?

 まあこのときは、まだ名古屋でやってないのが「リーガル」「歴史」「冒険」の3ジャンルだったので、その中から選ぼうという話で。歴史なら『時の娘』がいいとか、修道女フィデルマなら歴史とリーガルを一度にできるぞとか、そんな議論の中で、今年4月に開催されたコンベンションのビブリオバトルで見事チャンプ本に輝いた『ゲルマニア』が冒険&歴史じゃないかと誰かが言ったのよ。誰だか忘れたけど。

 でもって「あたポン」から1年ってことで、共同企画もありかなと。Skypeってのはまったくの思いつきだったけど、こういうのって口にしちゃえば、誰か得意な人がその辺から湧いてきて、どうにかしてくれるもんだしさ。たまには変わったことしないと飽きちゃうし〜。

高山:そうですね。で、課題書の『ゲルマニア』はこちらです。

 物語の舞台は1944年ベルリン。ユダヤ人の元刑事オッペンハイマーが突然ナチスの親衛隊に連行され、向かった先で女性の死体を見せられて、親衛隊将校から「気づいたことを説明しろ」と迫られます。次いでこの事件を捜査する“機会を与え”られるわけですが、断れば待ち受けているのは死、首尾よく事件を解決したところで命の保証はない、という八方ふさがり。ナチの恐怖政治のまっただなか、果たしてオッペンハイマーは生き延びる道を見つけられるのか? というお話。

 じつは当サイトにすでに♪akiraさんがレビューを寄せられています。課題書を読みはじめてからこのレビューに目を通すと非っ常〜に味わい深いです。ぜひご一読くださいませ。

大矢:オッペンハイマーって、キッチンハイターと似てるよね。

高山:や、どちらかというとオッペケ…いえなんでもありません。

 千葉ではゲストとして、本書訳出の際の時代考証に協力されたマライ・メントラインさん神島大輔さんご夫妻をお迎えします。課題書にまつわるお話はもちろんのこと、ドイツのあれやこれやについてもうかがう予定です。

大矢:名古屋には集英社文庫の担当編集にしてビブリオバトルのチャンプ、佐藤さんをお招きする予定。千葉がドイツの話を聞くなら、名古屋は出版にまつわるあれこれを聞いちゃいます。もちろん千葉・名古屋のクロスオーバーもあり。そうそう、名古屋では三次会あたりに某ラーメン大好き翻訳家が乱入という噂もあるよ!

 なお、ここでお断りしておくけど、SkypeにするかFacetimeやGoogle+のハングアウトなど他の手段にするかはまだ検討中です。「Skypeでポン!」だと「スカポン」って略しやすいでしょ。それだけの理由なので、他にいいプランがあったらアイディア募集。基本的に、読書会前半はそれぞれで従来通り行い、後半はなんらかの方法を使って通信し、前半に出た意見を交換するという方法を考えてます。千葉と名古屋、同じような意見が出るのか、それともまったく違う個性が出るのか?

高山:ぷはは、スカポン。じゃあツイッターで話題にするときは「#スカポン」ってタグをくっつけてもらえると拾いやすいかも。しかしホントにSkype(だかなんだか)はうまくつながるのかな? 不安ー!

大矢:大丈夫大丈夫。最悪、映像さえ送れればなんとかなるって!(手旗信号のサイトを眺めながら)

大矢高山:では、みなさまのご参加をお待ちしています!

名古屋へのご参加詳細はこちら。

日時:10月24日(土)14:00〜17:00

   終了後に立食形式の二次会を予定しています。

   20時前には終了するので遠方からの日帰り参加も可能です。

場所:名駅近くの会議室

課題図書:ハラルト・ギルバース『ゲルマニア』

    (訳・酒寄健一/創元推理文庫)

定員:39名

参加費:大人1000円・未成年500円

   (領収書が必要な方は受付でお申し出下さい)

 申し込み方法:名古屋読書会専用アカウント nagomys@gmail.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会10/24】、メール本文にお名前ご連絡先電話番号、そして二次会の参加・不参加を必ずお書き下さい。

◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。

◎ご不明な点は上記の nagomys@gmail.com までお問い合わせ下さい。

千葉へのご参加詳細はこちら。

日 時: 10月24日(土)14:00〜17:00(二次会別途予定)

場 所: JR千葉駅より徒歩10分程度

    (詳細は参加申込者に直接ご連絡します)

課題書:『ゲルマニア』

     ハラルト・ギルバース著、酒寄進一・訳(集英社文庫)

定 員: 20名(幹事・ゲスト除く)

参加費: 一般 1000円、学生 500円

     ※二次会につきましては参加費別途です。

☆ お申し込み方法

 千葉読書会専用アカウント chiba.honmys@gmail.com にメールでお申し込みください。

 件名に「10/24読書会」、メール本文に以下の定型をコピー&ペーストのうえ必要事項をご記入ください。

お名前(ご本名フルネーム):

ご連絡先電話番号(半角、ハイフンで区切ってご記入ください):

区分(該当しないものを消してください): 一般/学生/未成年

二次会への参加を希望:します/しません

☆ 課題書は各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。

☆ 先着順で受けつけ、定員に達しましたら締切といたします。

☆ ご不明な点は chiba.honmys@gmail.com までお問い合わせください。

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